
2018年春夏シーズンに初めてコレクションに登場し人気を博したデタッチャブルライナーモデルが秋冬シーズンのコレクションに新たに加わりました。“デタッチャブル”とは、“取り外しが出来る”という意味で、アパレルには“フードのデタッチャブル”など、実用性や汎用性を考慮したアイテムが数多く出ています。
今回デタッチャブルモデルの特徴と、メンズ、ウィメンズから注目モデルをご紹介します。
秋冬モデルは袖まで行き渡るデタッチャブルライナー

デタッチャブルのライナーを取り外したところ。センターベンツのモデルには、ライナーも見えないようにカッティングされています。
デタッチャブルライナーモデルは、ファスナーで簡単にキルティングのライナーを着脱することができます。春夏シーズンに展開していたモデルと異なる点は、キルティングのライナーに袖が付いた点です。より寒い時期でも着用できるように防寒性を高めた作りとなっています。
ラベンハムのキルティングは軽量性と保温性が最大のポイント。その象徴的な機能をあえてインナーに使っているのがこのモデルです。
1.見た目はトレンチコートタイプのウィメンズモデル[ケスグレイブ]

KESGRAVE(ケスグレイブ)
素材:OUTER:HERRINGBONE WOOL / LINNING:POLYESTER
カラー:OUTER:BLACK / LINNING:BLACK
¥79,000+TAX
以前は、オモテ地にキルティングを配したモデルしか存在しなかったラベンハムですが、最近はオモテから見るとキルティングが見えないアイテムが出てきています。
今回紹介する新作[KESGRAVE(ケスグレイブ)]もそんな一つ。ヘリンボーンウールを含む3素材展開のシングルタイプトレンチコートで、幅広くカジュアルに使えるオーセンティックなデザインですが、ご覧の通り、パッと見は“ラベンハムらしく”ありません。
その“ラベンハムらしさ”は、実はコートのライナーにありました。
デザイン面においてもかなりこだわっており、トレンチコートに見られる仕様の中でも肩章やガンパッチといった現代の生活では必要としないディティールは排する一方、バックヨークやウエストベルトといった機能面でプラスになるディティールは残しています。シンプルにすることで、合わせやすさをアップさせつつもトレンチコートらしさも感じることができます。
2.オーソドックスなステンカラーコートタイプのメンズモデル[ボイトン]

BOYTON(ボイトン)
素材:OUTER:TOP FLANNEL / LINNING:POLYESTER
カラー:OUTER:NAVY / LINNING:SPRING NAVY
¥74,000+TAX
[BOYTON(ボイトン)]はオーソドックスなステンカラーコートタイプで、ウィメンズモデルの[ケスグレイブ]同様に袖の部分にまでライナーが付いています。
オンビジネスで使い勝手のいいステンカラーコートタイプなので、ライナーの取り外しによって冬場はもちろんのこと、秋口、春先まで使えるのが魅力の一着です。
前身頃はセットイン、後身頃はラグランという見た目の上品さと運動量を両立した袖付けになっているところもポイントです。
3.キルティングライナー付きのミドル丈アウターのメンズモデル[アルドハム]

ALDHAM(アルドハム)
素材:OUTER:HERRINGBONE WOOL / LINNING : POLYESTER
カラー:OUTER : BLACK / LINNING : BLACK
¥59,000+TAX
こちらのメンズのミドル丈アウター[ALDHAM(アルドハム)]もデタッチャブルな一着。ライナーの取り外しをすることによって、2WAYでの着用が可能です。2018SSシーズンにも同タイプのモデルが出ていましたが、こちらには袖無しのライナーが付いています。
斜めに入ったパッチポケットや、ポケット口のバインディング、バインディングを袖の内側に配した仕様など、ディティールでもラベンハムらしさに溢れたモデルになっています。
ご存知の通り、日本の気候は秋から冬、春にかけて寒暖差が激しく、日によって気温が5度以上違うことも珍しくありません。
この2つのデタッチャブルライナーのモデルなら、寒い日はライナーを付けて、少し暖かい日はライナーを外すなどして調整が可能になるのです。
一着持っていればロングシーズン使えるラベンハムのデタッチャブルモデル。もちろんメイドイン・イングランドの確かなクオリティでお届けします。